生物学的損傷モデルから生物・心理・社会的な因子へ

レントゲンやMRIなどの画像所見は危険因子(骨折、悪性腫瘍、感染症、リュウマチ及び周辺の炎症性疾患、馬尾症候等)が無い限り痛みとは関係が無いことが分かってきました。 このような科学的根拠をもとに欧米では治療戦略の見直しが行われ腰痛の考え方は、いまや従来の生物学的損傷モデルから、生物学、心理、社会的な因子を盛り込んだものへシフトしています。 欧米では、危険因子が疑われない限り、レントゲンやCTなど無駄に患者に放射線を浴びせたりしなくなりました。 すぐにレントゲンを取る日本とは大きな違いですね。