ここ10数年で色んな事が解かって来ました。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が痛みやシビレの原因とは限りません。椎間板ヘルニアを腰痛の犯人にするには、矛盾が多すぎます。下のグラフは、健常者の椎間板を年齢別にMRIで調べた研究結果です。無症状の健康人にこれだけ多くの椎間板変性やヘルニア(椎間板膨隆)が存在しているのです。
次に、これも腰痛がない無症状の健常者を対象とした研究で1995年に国際腰痛学会のボルボ賞を受賞した、研究です。

腰痛が職業病だと思っている方も多いかと思いますが上記のグラフは職業別にみる腰痛の発生率です。肉体労働者と専業主婦の発生率にはさほど差はなく、むしろ無職の方の発生率が高くなっています。最近の研究では腰痛の原因として物理的損傷よりも心理社会的要因が関係しているということがわかってきました。
参考資料:TMSジャパンより(もっと知りたい方はTMSジャパンホームページをご覧ください。)







