【椎間板ヘルニア】38歳、男性

主訴、病歴
左腰部の痛み、前かがみや起き上がりが痛い。 ひどい時は、足がシビレ、一日中寝込むことがある。 約2か月前に綱引きをしてから起こった。 整形外科では、MRI検査で椎間板ヘルニアと診断され、悪化したら手術を促された。
施術、経過
当院の検査では、神経学的には腰椎5番の筋力がやや低下していたが神経反射は正常であった。 この症状は、一週間に3回の施術で約80%改善した(本人の弁)。 その後一週間後に1回の施術で症状は無くなり、1か月半経過したが症状は現れていない。 コメント ヘルニアが腰痛や坐骨神経痛を引き起こすのはごくまれであり、当院にはヘルニアと診断された 患者さんが多く来院されるが、原因は他のところにあることが多い。 ヘルニアだからと手術を連想させ、患者を不安にさせるのはいかがなものか? その不安がストレスとなり、腰痛の悪化や慢性化が起こり腰痛難民を作り上げてしまうのである。